まず結論
スキルはフォルダを置くだけで入ります。審査の仕組みはありません。そして中身には、シェルコマンドの実行やファイルの書き換えを指示できます。
確認する順序
- 何をするスキルか説明と本文で見る
- 外部へ通信するか。どこへ本文・当サイトの解析結果で見る
- シェルを実行するか本文・当サイトの解析結果で見る
- ファイルを書き換える/削除するか本文・当サイトの解析結果で見る
- 認証情報に触れるか本文・当サイトの解析結果で見る
- 提供元と更新状況GitHub で見る
1. 何をするスキルか
説明文(description)を読んでください。これは紹介文ではなく、どんなときに呼ばれるかの条件として書かれています。
- 当サイトの収録(2026-09-19 時点)
- 470 件
- 説明文の中央値(同)
- 373 文字
- 公式の claude-api・xlsx・docx の説明文(2026-10-09 確認)
- 800 文字超
長いのは条件を列挙しているからです。
読むときの観点は 2 つ
- 想定より広い条件になっていないか。「コードを扱う作業すべて」のような条件だと、意図しない場面で呼ばれます
- 使わない場面が書かれているか。書いてあるスキルは、作者が境界を考えています
2〜5. 何をするかの事実
当サイトは各スキルのページに「このスキルがすること」という節を置き、SKILL.md と同梱ファイルを解析した結果を並べています。
解析して並べている項目
- 外部へ通信する記述があるか。ある場合は接続先のドメイン
- シェルコマンドを実行する記述があるか
- ファイルを書き換える/削除する記述があるか
- パッケージを導入する記述があるか
- 認証情報の置き場所に触れる記述があるか
- 同梱された実行可能なスクリプトの件数と言語
安全性の判定ではない
これは安全性の判定ではありません。「そう書かれている」という事実の列挙です。
当サイトは安全・危険の断定をしていません。実際に問題があるかは使い方と文脈で決まります。
解析には限界があります
隠さずに書きます。当サイトの解析は SKILL.md の書き方に依存します。指示が地の文だけで書かれていたり、道具の名前だけで行き先が書かれていなかったりすると、機械では拾えません。
実例が 2 件あります(解析結果は 2026-10-09 時点)。
| スキル | 解析結果 | 実際 |
|---|---|---|
| azure-resource-visualizer | シェル実行の記述あり。外部通信の記述なし | 本文は Azure の MCP か az コマンドで Azure に問い合わせると書いている |
| domain-modeling | 外部通信・シェル実行・ファイル操作の記述なし | 本文は用語集の GLOSSARY.md と決定記録を書くと書いている |
とくに注意する組み合わせ
| 組み合わせ | なぜ注意するか |
|---|---|
| シェル実行 + ファイル削除 | 取り返しのつかない操作に届く |
| 外部通信 + 認証情報 | 情報が外に出る経路になりうる |
| パッケージ導入 + シェル実行 | 入れたものが何を実行するかまでは見えない |
分類ごとの傾向
分類でいうと(件数は 2026-09-18 時点)、インフラ・クラウド(41 件)とデータ・DB(21 件)にシェル実行を伴うものが多く、画像・動画・音声(76 件)は外部サービスの API キーを前提にするものが多いです。
各分類のページにその傾向を書いています。
6. 提供元と更新状況
提供元が誰かは、中身を読む手間の代わりになりませんが、判断の材料になります。
| 見るもの | 目安 |
|---|---|
| 公開元 | 企業や組織か、個人か。企業なら公式かどうか |
| star 数 | 少ないものは目を通す人が少ない |
| 最終更新日 | 止まっているものは、環境の変化に追随しない |
| アーカイブ | 更新される見込みが無い |
| ライセンス | 業務で使うなら必須。明示なしは「自由」ではない |
当サイトはこれらを各ページの上部と一覧表に出しています。実用度スコアの「保守性」と「信頼性」の軸も、ここを見ています。
インストール数は安全の保証ではない
インストール数が多いことは、安全であることを意味しません。
find-skills 自身が選別の基準として「インストール数 1,000 以上を目安に、100 未満は慎重に」「公式の提供元を優先」「star 100 未満は懐疑的に」を持っています。
ただしこれは当たりを引く確率の話で、安全性の保証ではありません。
小さく試す
入れたらいきなり本番の作業に使わないでください。
手順
- 検証用の場所を用意する使い捨てのディレクトリか、git でコミット済みの状態
- 読み取りだけを頼む「変更せずに、提案だけを出して」
- 結果を確かめる元のコードや資料と照らす
- それから小さく変更させる差分を必ず見る
2 段階目の依頼文はこの形が使えます。
このスキルを使って、指定したファイルだけを確認してください。問題の根拠と改善案を示し、まず変更はせずに結果を報告してください。
権限は最小から
外部サービスに繋ぐスキルは、読み取り専用の権限から始めてください。
azure-resource-visualizer は読み取りだけで完結します。firebase-security-rules-auditor はルールのテキストを読むだけで、プロジェクトへの接続すら不要です。
必要な権限がどこまでかは、スキルによって大きく違います。
確認なしの自動導入をさせない
npx skills add <名前> -g -y の -y は確認の省略、-g は個人環境全体への導入です。find-skills の本文も、この形で入れる例を出しています(2026-10-09 確認)。
入れたあとに気をつけること
似たスキルを並べない
エージェントは説明文を読んで呼ぶかを決めます。用途がかぶるスキルが複数あると、どれが呼ばれるか安定しません。 1 つの用途につき 1 つに絞り、使わなくなったものは外してください。
原本が変わることを前提にする
SKILL.md は予告なく変わります。当サイトは日次で取得して変更を検知し、解説に「再確認中」と出す仕組みを持っていますが、時間差があります。
社内に取り込んだスキルは、取り込んだ時点で原本と分岐します。更新を追うかどうかを決めておいてください(社内でスキルを配布する方法)。
外し方
フォルダを削除するだけです。
- プロジェクトに入れた場合
.claude/skills/<名前>(Codex は.agents/skills/<名前>) - 個人環境に入れた場合
~/.claude/skills/<名前>(同~/.agents/skills/<名前>)
どこに入ったか分からなくなったときは、導入時に -g が付いていたかを確認してください。
npx skills で入れたものは remove で外す
npx skills add は既定で、実体を .agents/skills/<名前> に置き、.claude/skills/<名前> などからそこへシンボリックリンクを張ります(2026-10-09 確認)。リンクだけを消すと、実体は残り、Codex など .agents/skills を読む環境では使われ続けます。
npx skills remove <名前>(個人環境なら --global を付ける)で外すと、まとめて片付きます。
よくある質問
当サイトの解析結果だけで判断していいですか
いいえ。判断の材料の 1 つとして使ってください。解析は SKILL.md の書き方に依存し、上で書いたように拾えない指示があります。
業務で使うなら、原文を読む工程を省かないでください。当サイトは各ページから GitHub の SKILL.md へ直接リンクしています。
「記述なし」と出ているスキルは安全ですか
そうは言えません。2 つの理由があります。
- 解析が拾えていない可能性がある(上の実例のとおり)
- 記述が無くても、エージェント自身が持っている道具は使える
スキルは「やり方を教える文章」です。文章に書いていないことをエージェントがしないわけではありません。仕組みの違いはスキルと MCP とサブエージェントの違いに書いています。
allowed-tools があれば安心ですか
いいえ。 allowed-tools は道具を絞る項目ではありません。Claude Code では、並べた道具を確認なしで使えるようにする項目です(事前承認)。ほかの道具も使えるままで、権限設定のとおりに確認が出ます(公式ドキュメント、2026-10-09 確認)。
つまり付いていると、そこに並んだ道具は確認を飛ばして使われます。並んでいるのが Bash なら、シェルの実行が確認なしで通ります。当サイトの収録 470 件中、使っているのは 64 件(約 14%、2026-09-18 時点)です。付いているスキルは、何が並んでいるかを必ず見てください。
社内のコードを扱わせるのが不安です
扱わせない選択も有効です。使い捨てのディレクトリに問題を再現する最小のコードを置いて、そこで試してください。
セキュリティ関連のスキルは性質上コード全体を読むので、まず通信先の有無を確認してから判断するのが順序です。
有料の API が必要なスキルを見分けたいです
各スキルのページの「前提」に書いています。アカウントの作成や課金が必要なものは、そこで分かるようにしています。
分類でいうと画像・動画・音声に多く、入れただけでは動かないものが大半です。