この記事の内容(7 項目)
まず結論
- 収録しているスキル
- 11 件
- 親(再現・探索)
- 2 件
- 下位の部品(無くても動く)
- 9 件
- 再現側の親の同梱ファイル
- 47 件
入れるのは親 1 件でいいです。下位 9 件は無くても動きます。
| 立場 | スキル | SKILL.md | 同梱 |
|---|---|---|---|
| 親(再現) | ai-research-reproduction | 7,123 文字 | 47 件 |
| 親(探索) | ai-research-explore | 6,701 文字 | 33 件 |
| 下位 | minimal-run-and-audit など 9 件 | 2,066〜3,332 文字 | 2〜7 件 |
親は単体で動く
親は、入口の scripts/orchestrate_repro.py と、自己完結した _bundled/ 実行環境を持っています。
公開元の README は「主のスキルは単体で動く。仲間の入口も使うなら全部を入れよ」と書いています(2026-09-26 確認。以前は親の SKILL.md にも同じ趣旨の文がありましたが、9 月の改訂で本文からは消えました)。
数値は 2026-09-26 時点の実測です(原本が 09 月に改訂されたため測り直しました)。
何をするスキル群なのか
論文どおりに動かして、ずれを記録する
深層学習のリポジトリを論文どおりに動かして、結果とずれを記録するためのものです。「動くまで何でも直す」のとは逆の姿勢で書かれています。
記載された意味を保て。成功を作り出すために意味を変えるのではなく、仮定・ずれ・詰まりを記録せよ。
再現側の親の SKILL.md の冒頭(Purpose)の一文です(2026-10-09 確認)。変更は最小にし、変えたなら何を・なぜ変えたかを隠さず書け、とも定めています。
出力は決まった形に残る
出力は repro_outputs/ という決まった形にまとめられます。
実行したコマンド、状態の遷移、標準出力・標準エラーの全文が
repro_outputs/_runtime/<run_id>/ に残ります。
役割分担
下位 9 件は、親がやることを段階ごとに切り出したものです。
| スキル | 担当 | 分類 |
|---|---|---|
repo-intake-and-plan | リポジトリを読んで計画を立てる | meta |
env-and-assets-bootstrap | 環境・重み・データの用意 | data |
paper-context-resolver | 論文と実装のずれを埋める | data |
minimal-run-and-audit | 最小の実行と証跡の記録 | testing |
run-train | 学習の実行 | data |
explore-run / explore-code | 探索側の実行とコード読み | data / development |
analyze-project | リポジトリの分析 | meta |
safe-debug | 詰まったときの切り分け | meta |
境界が厳しく書かれている
境界が厳しく書かれているのが特徴です。例えば minimal-run-and-audit には次の 3 つが明記されています。
- 「学習の開始・再開・長時間の状態は持たない」
- 「危険なコード編集を正常な手順として扱ってはならない」
- 「変更を隠してはならない」
入れるときの判断
ai-research-reproduction だけ
再現側の親 1 件。単体で完結する
こんなとき: 論文の再現を通しでやる
ai-research-explore + ai-research-reproduction
探索側が再現側の資料を読むため、2 件を一緒に入れる
こんなとき: リポジトリを読んで探索する
親 + 使う下位だけ
段階ごとの部品を、使うものだけ足す
こんなとき: 段階ごとに人が確認しながら進める
11 件全部は勧めません
11 件を全部入れると、説明が似たスキルが 11 個並びます。
境界は厳しく書かれていますが、エージェントがどれを呼ぶかは説明文の解釈次第です。親だけで動くのに 11 件入れる理由はありません。
探索側は単体では完結しない
探索側のフォルダにはその資料が無いので、再現側も一緒に入れる必要があります(2026-09-26 に当サイトで確認)。
同梱ファイルも文脈を食う
同梱ファイルも効きます。親は 47 件・33 件を持っているので、文脈の予算への影響は下位を足すほど増えます。
作り込みの印
| 印 | 11 件のうち |
|---|---|
Codex 向け設定(agents/openai.yaml) | 11 件 |
| ライセンス明示(リポジトリの MIT) | 11 件 |
| 説明文が英語で書かれている | 11 件 |
評価の同梱(evals/evals.json) | 0 件 |
allowed-tools で確認なしで使える道具を宣言 | 0 件 |
Codex で使うなら有力
Codex 向け設定が全件にあります。この印を持つ公開元は少ないので、Codex で使うなら有力です。
何を実行するかは本文で確かめる
一方で allowed-tools はありません。この欄は、確認なしで使える道具を宣言する(事前承認する)ものです。無いので、道具を使うたびにふだんどおり確認が出ます。
この欄は道具を絞るものではありません(Claude Code の公式文書。2026-10-09 確認)。学習の実行やコードの編集を含むスキル群なので、何を実行するかは本文を読んで確認する必要があります。
インストール数の読み方
11 件のインストール数は 310,444〜450,823 で(2026-09-07 の上流集計)、2 つの塊に分かれます。
- 約 45 万の塊(449,962〜450,823)
- 4 件
- 約 31 万の塊(310,444〜311,168)
- 7 件
- 塊の中のばらつき
- 0.1% 未満
一緒に入っているから高い
塊の中のばらつきは 0.1% 未満です。まとめて入る配布の形なので、1 件あたりの数字は「その部品が選ばれた回数」ではありません。
当サイトの解説
3 件に日本語解説を書いています。
- ai-research-reproduction親。通しで再現を進める側
- ai-research-explore親。再現の上に、候補の変更を試して比べる側
- minimal-run-and-audit下位。実行と証跡だけを担当する側
下位を 1 件だけ書いた理由
下位を 1 件だけ書いたのは、境界の書き方が代表的だからです。親と下位の関係がこの 1 件でつかめます。
ai-research-explore の解説は 2026-09-26 に書いたものです。残りの 8 件には書いていません。単体で使う場面が薄く、上の表で役割が分かるためです。
あわせて読む
インストール数の読み方|一緒に入るスキルは数字が揃います
インストール数は「何人がそのスキルを選んだか」に見えます。収録 470 件を公開元ごとに測ると、同じリポジトリの数字がほぼ揃っている公開元と、100 倍以上の差がある公開元に分かれました。揃っている側の数字は、選ばれた回数ではありません。
公開元の選び方|収録 470 件で「作り込みの印」を数えました
同じことをするスキルが複数あるとき、どの公開元を選ぶか。star 数と公式かどうかの他に、SKILL.md の中に残る「作り込みの印」が 3 つあります。収録 470 件を数えると、どれか 1 つでも持っているのは 107 件(23%)でした。
増えすぎたスキルを減らす|実測すると「古い」「重複」は効きません
整理の話は「古いものを消す」「重複を消す」から始まりがちです。収録 470 件を実測すると、アーカイブ済みは 0 件、コードレビューのスキルは 4 件しかありません。効く基準は別にありました。