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公開元の選び方|収録 470 件で「作り込みの印」を数えました

同じことをするスキルが複数あるとき、どの公開元を選ぶか。star 数と公式かどうかの他に、SKILL.md の中に残る「作り込みの印」が 3 つあります。収録 470 件を数えると、どれか 1 つでも持っているのは 107 件(23%)でした。

エージェントスキル研究所編集部

この記事の内容(7 項目)

まず結論

star 数と「公式かどうか」の他に、SKILL.md のフォルダを見れば分かる印が 3 つあります。

印何を意味するか収録 470 件のうち
evals/evals.json の同梱公開元が自分で動作確認の材料を持っている52 件(11%)
agents/openai.yaml の同梱Codex での見え方や呼ばれ方まで設定している70 件(15%)
frontmatter の allowed-tools使う道具を名指しで宣言している64 件(14%)
3 つともどれも無い
296 件(63%)
どれか 1 つでも持っている
107 件(23%)
印があるものの SKILL.md の量(中央値)
1.5 倍

3 つともどれも無いのが 296 件(63%)です。どれか 1 つでも持っているのは 107 件(23%)。

数値は 2026-09-20 時点の実測です。

印 1 — 評価の同梱

evals/evals.json は、依頼文と期待する出力の組を並べたファイルです。公開元が「この頼み方をしたらこう動く」を自分で確かめている、ということになります。

公開元ごとに全か無かに振れる

ただし、この印は公開元ごとに全か無かに振れます。

公開元収録評価の同梱
coreyhaines31/marketingskills43 件43 件
clerk/skills5 件4 件
samber/cc-skills-golang3 件3 件

52 件のうち 43 件が 1 つの公開元です。「評価があるスキルを選ぶ」を基準にすると、実質 1 社を選ぶことになります。

スキル単位の判断材料としては弱いので、公開元を見るときの材料として使ってください。

印 2 — Codex 設定の同梱

agents/openai.yaml は、Codex 向けの任意の設定ファイルです。画面での見え方、依頼の文面から自動で呼ばせるかどうか、必要な道具の依存を書けます。無くても Codex はスキルを読めます。必須なのは SKILL.md だけです(OpenAI の Build skills、2026-10-09 確認)。Claude Code と Codex の両方で使うつもりなら、公開元が Codex での使われ方まで考えている合図になります。

公開元収録Codex 設定
mattpocock/skills35 件35 件
lllllllama/rigorpilot-skills11 件11 件
remotion-dev/skills11 件11 件

こちらも公開元ごとに揃っています。Codex を使っているなら、この 3 つの公開元は探す価値があります。

「Codex 対応」とは書かない

なお当サイトでは、この設定があることを「Codex 対応」ではなく「Codex 向け設定あり」と書いています。

公開元が対応を明記しているわけではなく、設定ファイルが入っているという事実だけなので。

印 3 — allowed-tools で使う道具を宣言する

frontmatter に allowed-tools: Bash, Read のように書くと、Claude Code では、そのスキルを呼んだ回のあいだ、名指しした道具を確認なしで使えるようになります。

道具を絞る設定ではありません。名指ししていない道具も使えて、そちらはいつもの許可の設定に従います。道具を外したいときは別の disallowed-tools を使います(Claude Code の Skills、2026-10-09 確認)。

書いてある 64 件(14%)は、公開元が「このスキルはこの道具を使う」を書き出しているということです。

読む側にとって実利がある

これは他の 2 つと性質が違います。読む側にとって実利があります。

  • 何をするスキルなのかが、本文を読む前に分かる
  • 確認なしで動く道具がどれかが、入れる前に分かる

無いスキルは、いつもの許可の設定で動く

allowed-tools が無いスキルでも、使える道具は変わりません。確認なしで動く道具が増えないだけです。それが問題になるかは使い方次第なので、当サイトでは安全性として断定しません。

ただ、書いてあるほうが「何が起きるか」を読みやすいのは確かです。逆に、Bash を丸ごと書いてあるものは、シェルの実行が確認なしで通ることになるので、中身を見てください。

印と中身の量には関係がありました

3 つのうちどれかを持っているスキルと、持っていないスキルで SKILL.md の量を比べました。

件数SKILL.md の中央値
印がある107 件11,478 文字
どれも無い363 件7,624 文字

1.5 倍の差があります。

印にならないもの

数えてみて、選ぶ基準として使えなかったものも書いておきます。

見たもの結果使えない理由
frontmatter の説明文469 / 470 件ほぼ全件が持っている。差が付かない
ライセンスの明示403 件(86%)同上。無いほうが例外

説明文は「あるか」ではなく「読んで分かるか」で見る必要があります。これは数えられないので、当サイトでは各スキルの解説で書いています。

選ぶときの順番

実測を踏まえると、この順で見るのが早いです。

  1. 公式ベンダーかanthropics / vercel-labs / microsoft など。出所がはっきりしている
  2. allowed-tools があるか何をするスキルなのかが読みやすい
  3. Codex 設定があるかCodex を使うなら
  4. SKILL.md の量薄いものは読んでも分からない
  5. 評価の同梱公開元を見るときの材料として

star 数はスキル単位の判断に向かない

star 数は出所の目安になりますが、スキル単位の判断には向きません。 star はリポジトリに 1 つしかない値で、収録 470 件は 88 リポジトリに入っています。同じリポジトリのスキルは star が全部同じです。

各スキルの詳細ページには、ここで挙げた印をそのまま出しています。総合ランキングから見てください。

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