dispatching-parallel-agents
独立した不具合を別々のエージェントに同時に投げる。文脈を継がせないのが要点
npx skills add obra/superpowers/dispatching-parallel-agents入れる前にこのスキルがすること・注意点・SKILL.md の原文を確かめてください。解析は安全性の判定ではありません。
- インストール
- 224,226
- 実用度
- 94
- GitHub star
- 313,505
- 最終更新
- 2026/11/4
頼み方の例
そのままコピーして使えますdispatching-parallel-agentsを使って、この 3 つのテストファイルの失敗を並行で直してください。まず独立しているかを判断して、独立していないなら 1 つで調べてください。各エージェントには範囲と制約と返すものを明示してください。
対象のファイルや状況は、ご自身の作業に合わせて置き換えてください。
このスキルがすること
SKILL.md の記述から機械的に抽出- 外部通信・シェル実行・ファイル操作の記述は見つかりませんでした
これは安全性の判定ではありません。 SKILL.md にそう書かれているという事実だけを並べています。実際に問題があるかは使い方と文脈で決まるため、当サイトでは断定しません。導入前に SKILL.md の原文を確認してください。
SKILL.md の規模
コードブロックの言語: dot、markdown、text
いつ使うか
状態を共有せず、順番にも依存しない独立した作業が 2 つ以上あるときです(説明文の条件)。
このスキルの主張は 1 行です。
独立した問題領域ごとに 1 つのエージェントを投げる。同時に走らせる。
要点は速さではなく文脈の扱い
要点は速さではなく、文脈の扱いです。本文の最初がそれを言っています。
専門のエージェントに、隔離された文脈で仕事を委ねる。指示と文脈を正確に組み立てることで、集中を保たせて成功させる。あなたのセッションの文脈や履歴を継がせてはならない。必要なものだけを正確に構築する。これはあなた自身の文脈を、調整作業のために残すことにもなる。
2 つの節約が同時に起きる
つまり2 つの節約が同時に起きます。
時間
3 つの調査を順番でなく同時に走らせる
文脈
親の履歴を渡さず、子の結果も要約だけ返る
こちらのほうが効く
文脈の節約のほうが効きます。理由はスキルを入れすぎて重くなる仕組みに書いています。
使う条件と使わない条件を両方書いている
使うとき(本文が挙げる例)
- 3 つ以上のテストファイルが、別々の原因で落ちている
- 複数の部分系が独立して壊れている
- それぞれが他の文脈なしで理解できる
- 調査の間に共有状態が無い
使わないとき
- 失敗が関連している(1 つ直すと他も直るかもしれない)
- 全体の状態を理解する必要がある
- エージェントが互いに干渉する
「1 つ直すと他も直るかもしれない」を先に確かめる
「1 つ直すと他も直るかもしれない」を先に確かめる指示が良いところです。関連している失敗を 3 つに分けて投げると、3 つが同じ場所を直しにきます。
同じ返答の中で投げると並行になる
実装の要点が 1 行で書かれています。
1 つの返答の中で複数の投げ方をすれば並行、1 返答に 1 つなら逐次になる。
当たり前のようですが、ここを外すと「並行のつもりで順番に走る」ので、利点が消えます。
指示の書き方に型がある
各エージェントに渡すものを 4 つ挙げています。
- 範囲1 つのテストファイル、1 つの部分系
- 目標このテストを通す
- 制約他のコードを変えない
- 返すもの何を見つけて何を直したかの要約
実例の指示文は「単にタイムアウトを増やすな」で締める
そして実例の指示文が載っています。失敗しているテストの名前と期待値のずれを列挙し、手順を 3 つ書き、最後に「単にタイムアウトを増やすな。本当の原因を見つけろ」と制約を付けています。
この制約が実務的です。不安定なテストを任せると、たいてい待ち時間を伸ばして「直りました」と言ってきます。
よくある失敗を 4 組で並べている
| ❌ | ✅ |
|---|---|
| 「テストを全部直して」 | 「agent-tool-abort.test.ts を直して」 |
| 「競合状態を直して」 | エラーメッセージとテスト名を貼る |
| 制約なし(全部書き換えられる) | 「本番のコードは変えるな」 |
| 「直して」 | 「原因と変更点の要約を返せ」 |
戻ってきたあとの確認手順がある
投げたら終わりではありません。
- 各要約を読む
- 衝突を確認する同じコードを編集していないか
- テスト全体を走らせる
- 抜き取りで中身を見るエージェントは体系的な間違いをしうる
4 番目が誠実です。3 つのエージェントが全部同じ勘違いをすることはあります。
使わないほうがいいとき
サブエージェントを並行で動かせない環境
サブエージェントを並行で動かせない環境では意味がありません。順番に投げることはできますが、それは普通の作業の分割です。
探索的な調査には向かない
本文が「何が壊れているか分からないうちは使わない」と書いています。まず 1 つのエージェントで全体を見るほうが速いです。
同じファイルを触る作業には使えない
本文の「使わないとき」に「共有状態」が挙がっています。3 つのエージェントが同じファイルを編集すると、後から書いたものが勝ちます。
作業そのものを分離したいなら別の手がある
同じ公開元の using-git-worktrees が分岐を別のディレクトリに分ける方法を扱っています。あちらはファイルの分離、こちらは文脈の分離です。併用できます。
1 件の難しい不具合には向かない
分けられないので投げる先が 1 つになります。そちらは diagnosing-bugs のように 1 件を深く追う型が合います。
注意点
投げた先のエージェントが何をするかは、このスキルの外
SKILL.md の解析では、外部通信・シェル実行・ファイル操作の記述は見つかっていません。同梱ファイルは 0 件です。
制約を書かないと範囲外を触られる
本文も「制約なし → エージェントが全部を書き換えるかもしれない」と失敗例に挙げています。「本番のコードは変えるな」「テストだけ直せ」を毎回書いてください。
結果の検証は人が見る
本文の確認手順の 4 番が「抜き取りで中身を見る」です。要約を読んで終わりにすると、3 つの変更が噛み合っていないことに気づけません。
確認の型そのものは verification-before-completion が扱っています。
並行の数だけ費用がかかる
3 つ投げれば 3 つ分です。文脈は節約されますが、総量は増えます。 1 つで足りる作業を分けないでください。
本文に Graphviz の図が埋め込まれている
判断の流れを dot 記法で書いた部分があり、環境によっては図として描かれず、そのまま文字で出ます。読めなくはありませんが、そこは飾りだと思ってください。
インストール数の推移
日次で記録9月18日 〜 11月7日(49日分)
インストール数と 1 日あたりの増加は Skillselion が に集計した値です。上流の更新は数日おきなので、前日比ではありません。GitHub star と最終更新は に GitHub から取得しました。
併用すると強いスキル
herdr
端末の多重化の道具 Herdr の中で動くエージェントに、隣のペインを開かせ、別のエージェントやテストを起動させ、出力を読み、終わるのを待たせる。Herdr の中にいるときだけ動き、人の画面の焦点を奪わない作法を守らせる
diagnosing-bugs
仮説を立てる前に「赤くなる 1 コマンド」を作らせる。作れなければ止まる
systematic-debugging
根本原因を突き止めるまで修正させない。3 回直して駄目なら設計を疑わせる
using-git-worktrees
作業ごとに独立した作業場を用意させる。すでに隔離されているかを先に確かめる作り
orchestration
デスクトップアプリ Orca の上で、複数のエージェントに仕事を割り振り、質問に答え、全員の完了を見届けさせる。終わったという確かな証拠が無い限り、止めない・やり直さない・片付けない
よくある質問
いくつまで並行に投げられますか
本文は数を決めていません。実例は 3 つです。
判断の基準は数より独立しているかどうかです。3 つが独立していれば 3 つ、5 つが独立していれば 5 つですが、戻ってきた 5 つの要約を読んで衝突を確認する手間も増えます。
失敗が関連しているかはどう判断しますか
本文は「1 つ直すと他も直るかもしれないか」で判断しています。
実務的な確かめ方は、最も分かりやすい 1 件を先に直してみることです。それで他も直るなら関連しています。直らなければ独立です。
エージェントに親の会話を渡してはいけませんか
渡してはいけません。本文が明示しています。
あなたのセッションの文脈や履歴を継がせてはならない。必要なものだけを正確に構築する。
理由は 2 つあります。子が無関係な情報に引っ張られること、そして親の文脈を調整作業のために残すことです。
各エージェントに何を貼ればいいですか
本文の実例が具体的です。
- 対象のファイル名
- 失敗しているテストの名前と、期待値のずれ(「
interrupted atを期待したが出ない」) - 原因の見立て(「タイミングか競合状態の問題」)
- 手順
- やってはいけないこと(「単にタイムアウトを増やすな」)
- 返してほしいもの
エラーメッセージをそのまま貼るのが一番効きます。
同じ公開元の他のスキルと組み合わせられますか
はい。同じ生態系なので前提が揃っています。
- 1 件ずつの調査 …systematic-debugging
- 作業の分離 …using-git-worktrees
- 完了の確認 …verification-before-completion
using-superpowers がこの群の使い方をまとめています。